ミュンヘン空港(ドイツ)

2007年5月以降、ミュンヘン空港にある2つのターミナルのオペレーション管理担当者が旅行客の注目を集めています。振り向く旅行客の視線の先には、セグウェイを操縦するオペレーション管理担当者がいます。セグウェイの導入により、旅行客よりも頭一つ高い位置から、ミュンヘン空港のオペレーションを監視し、優れた機動力と良好な視界により、ターミナルでのさまざまな出来事に対応します。ミュンヘン空港のオペレーション管理担当者から「疲労」という言葉は消え去りました。

ミュンヘン空港は、ドイツ国内では2番目の、ヨーロッパ圏内では7番目の規模を誇ります。空港には全長が1キロメートルのターミナルが2つ存在し、300メートルの通路により連絡しています。また、各ターミナルは年間2千万人もの乗客が使用できます。これほどの規模の空港では、高度かつスムーズなターミナル・サービスおよび警備が極めて重要になります。

各シフトの管理責任者は、頻繁にターミナルの端からもう1つのターミナルへ短時間のうちに移動し、警備上の出来事に対応することが求められます。忙しい場合には、1シフト内に30キロメートルもの距離をすべて徒歩で移動することもあり、対応にかかる時間は人員の数に依存するため、勤務終了時の職員の疲労度は相当なものになります。

2007年初め、空港スタッフは移動のためのソリューションを探し始めました。ターミナル・オペレーション要員による対応の迅速化および徒歩移動の短縮化がその目的です。セグウェイの試乗が2週間にわたり行われ、各シフト管理責任者の声が集められました。

オペレーション管理担当のSiegfried Obermeier氏は、ミュンヘン空港に勤務して15年になるベテラン職員で、空港での警備シフトを管理しています。「セグウェイに試乗した私達はある結論に至りました。それは、セグウェイは私達にとっての理想的な移動手段だ、ということでした」、と同氏は述べています。「セグウェイは、私達のチームにベストな機動力をもたらしてくれます。機敏なうえ様々な場所での走行が可能ですし、スピードも出ます。ですから、ターミナル間を短時間で移動するのには最適です。エレベータ内や斜面の移動が可能なほか、文書やトランシーバー等の運搬にも使用できます。」

チームはそれらの報告書を空港長に提出しました。結果、同空港初となるSegway3台の購入は承認され、1台は警備チームに、1台はVIPチームに、残る1台は遺失物チームに割り当てられました。

セグウェイは急速充電が可能ですし、電気代もほとんどかかりません。一度のバッテリ充電で38キロメートルの走行が可能です。セグウェイはミュンヘン空港での使用に最適な移動手段です。シフト管理者がシフトとシフトの間や休憩を利用してセグウェイを充電することにより、1日24時間使用することも可能となります。

Obermeier氏のチームは、安全で操縦が簡単であるほかにも、空港警備のアピールにも役立っている点を評価しています。また、チームでの導入が成功したことにより、ミュンヘン空港内では波及効果も生まれています。空港オペレーションチームの技術エンジニア達が、セグウェイを試乗し、技術的な事態に迅速に対応できる、として追加の2台注文しました。

導入の予期せぬ結果として、スタッフの意欲向上が挙げられます。「仕事が楽になったうえに、セグウェイに乗る楽しみができました」、とObermeier氏は言います。「セグウェイを使用する他の同僚も同じ意見でしょう。セグウェイにより私達の仕事の満足度が上がったのです。勤務終了時の疲労感も軽減されたわけですからね。30キロメートルを徒歩で移動するのか、それともセグウェイを使用するのか、その差は歴然です!」


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